2019年1月9日水曜日

記憶違いか発見があったのか「南蛮」という駒?

以下、かなりあやふやな記憶の話です。
大大将棋(巨大で駒の種類も膨大な将棋)に「南蛮」という駒があります。
自分が10年以上前に知った時
前方に移動できないという動きなのに、裏面があるという設計ミスな駒でした。
※古将棋は通常の将棋と違って駒は捕獲にできないので相手陣地に行くことは不可能。

なので、いずれ新発見があって解決するかなぁと思っていました。


最近調べたらウィキペディアではちゃんと前方へ動ける「動き」が載っているじゃないですか!
たぶん、以前見たのは注釈に書いてある
「『象戯図式』『諸象戯図式』では、斜め後ろに2マス、左に1マス動くとなっている。」
だと思われます。
南蛮は、北狄、東夷、西戎の4枚セットみたいなものでそれを踏まえると上記の動きもまぁそれほど
間違いじゃなかったように当時自分は納得しました。




ウィキペディアに書かれている動きの南蛮は上記の動きと比べてだいぶパワーアップしていますね。
「梅林勲・岡野伸共著『改訂版 世界の将棋・古代から現代まで』」
が情報ソースなのでしょうが、これはなんの古文書を見ての動きなのでしょうか?
ウィキペディアの記述だと4枚のバランスが悪いように思えますね。バランスとること自体が今風の考えなのかもしれませんが。
本の発行年が2000年なので自分が駒の存在を知ったより前ですね。あまりこの本が知られてなかったのでしょうか。

さらに。
「敵陣に入ったときではなく敵の駒を取ったとき成駒になる。従って盤上のどこでも成る可能性があり、
自陣・敵陣の意味はない。成りは強制で、成らないことを選択することはできない。」
ということはウィキペディアのルールに記述が。。。これも知らなかった。
じゃあ、前に移動できなくて成れるのか?ほんと?

うーん、いつのまにか世間は進んでいた。







古将棋は遊ばれた記録もあやふやらしい、古文書などの発見で更新されることがあるので、非常に興味深いです。
昔の偉い人がごり押しでこんな駒あったらいいなをやった感じがしないでもないです。

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